12月17日開催【第51回 FIWAサムライズ勉強会】龍谷大学経済学部教授竹中正治氏開発「投資シミュレーションソフト」の活用法と効率的な資産形成手法について

開催日：令和03年12月17日（金） 19時～20時45分（18時30分開場）
登壇者：龍谷大学経済学部教授、京都大学博士（経済学）FIWAアドバイザリーボード　アドバイザー　竹中正治（たけなかまさはる）氏

1 龍谷大学経済学部教授竹中正治氏開発「投資シミュレーションソフト」の活用法と効率的な資産形成手法について
- 1.1 内容
- 1.2 竹中氏よりメッセージ
2 講師紹介
- 2.1 竹中正治（たけなかまさはる）氏
3 その他
- 3.1 会場
- 3.2 受講料
4 申込み

龍谷大学経済学部教授竹中正治氏開発「投資シミュレーションソフト」の活用法と効率的な資産形成手法について

内容

NPOみんなのアドバイザー協会～FIWAでは、当協会WEBサイトに、家計の資産形成を手助けするツールを集めた、「資産形成シミュレーションページ」を作成中です（12月に初版公開予定）。
目玉は、当協会アドバイザリーボードのメンバーで、龍谷大学の竹中正治教授が企画・開発された投資シミュレーションでソフトです。これは内外の株価指数に連動した長期・分散の定額積立投資の投資成績を過去データに基づいて自由自在に試算できるものです。12月にリリースされるの初版は、どなたでも無料で使っていただけます。

定額積立投資をすると一定期間後に複利でいくらになるかというシミュレーション・ツールは、金融機関等のWEBサイトなどで利用できますが、想定される利回りを入力すると複利計算で10年後、20年後の資産額を示す極めて単純なものにとどまっています。
本シミュレーションソフトの特徴は、実際の過去データに基づいて資産時価総額の上下動を伴う推移、投資リターン、リスクなどが分かりやすく試算できるのが特徴です。例えば、日経225連動の投資信託で、毎月3万円ずつ積立投資をした場合の過去10年、20年のリスクとリターン、資産時価総額の推移等を知ることができます。

もちろん、過去のデータに基づいたものであり、将来も同じ結果が約束されるものではありません。しかし、例えばリーマンショックのようなことが起こるとどのくらいの資産額の減少を覚悟する必要があるのか。そのような株価の下落局面でも投資を続けることで、長期ではどのくらい投資リターンが上がり、資産が増えるか。そうしたことがグラフで確認できます。さらに日本の株価指数と米国株価指数に分けて投資した場合の結果などについても簡単に分かりやすく示し、ご自身がどのような定額積立をするかを決める際の重要な参考になると思います。

つみたてNISAの口座数は2018年のスタート以来急速に増えていますが、つみたてNISAの口座開設をしたのに、ほぼ3人に1人が買い付けを行っていないそうです。特に20歳代では37%もの「未投資口座」が存在するということです（10/5 日経電子版記事「お金のトリセツ」より）。投資の一歩が踏み出せない人でも、本シミュレーションを使って、投資体験をしていただけます。

株価指数に連動する投信・ETFなどでの定額積立投資は、「長期・分散・ほったらかし投資」として効率的な資産形成手法ですが、どのような投信・ETFを選ぶかで長期の結果は大きく違ってきます。セミナーでは、竹中先生に、各種の具体的なシミュレーション結果などに基づいて、どのような選択をすれば効率的な資産形成ができそうかなどご解説いただきます。合わせて、上記のシミュレーションソフトの使い方をご紹介いただきます。個人投資家、アドバイザーのみなさん、これから投資をしてみようと思っている初めての方等、どなたでもご参加いただけます。是非、ご受講ください。

竹中氏よりメッセージ

「将来に備えて資産形成をしたい」「非課税で有利と言われている『つみたてNISA』やiDeCo（個人型確定拠出年金）などで株価指数連動の投資信託なども利用したい」　しかし、株価の変動などでどのぐらいのリスクがあるのか、長期で本当に有利な資産形成ができるのかなど分からずに迷っている方々も少なくないでしょう。「愚者は自分の狭い経験に学び、賢者は長い歴史に学ぶ」と言います。相場の歴史に基づいて確かな資産形成をするための知恵をご提供したいと思います。