2023年5月12日開催【第63回 FIWAサムライズ勉強会スペシャル】『顧客本位ってなんだ』徹底討論

開催日: 令和5年5月12日(金) 14時00分〜16時45分 (13時30分 開場 / zoom 13:45入室)
登壇者: 橋本卓典 氏、田村正之 氏、伴龍太 氏、福田雅之 氏、岩城 みずほ、高橋忠寛

プログラム

14:00~14:50 講演
『資産運用改革と地域金融機関の可能性』
共同通信社編集委員 橋本卓典(はしもとたくのり)氏
15:00~16:30 パネルディスカッション『顧客本位ってなんだ』
モデレーター: 日本経済新聞編集委員 田村正之(たむらまさゆき)氏

登壇者(ゲスト五十音順)
共同通信社編集委員 橋本卓典(はしもと たくのり)氏
京都信用金庫 理事 個人金融本部長 伴 龍太(ばん りゅうた)氏
北國銀行 ライフプラン部ライフプラングループ長 福田 雅之(ふくだ まさゆき)氏
NPOみんなのお金のアドバイザー協会副理事長 岩城 みずほ(いわき みずほ)
NPOみんなのお金のアドバイザー協会理事 高橋 忠寛(たかはし ただひろ)
16:30~16:45 質疑応答

登壇者のご紹介

橋本 卓典 (はしもと たくのり)氏

橋本 卓典氏
橋本 卓典氏

共同通信社 編集委員。
2016年5月に「捨てられる銀行」(講談社現代新書)、以降、「捨てられる銀行2 非産運用」、「金融排除」(幻冬舎新書)、「捨てられる銀行3 未来の金融『計測できない世界』を読む」、「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」を上梓。2023年3月には最新作「地銀と中小企業の運命」(文春新書)を刊行。累計30万部超のベストセラーになる。NIKKEI FINANCIAL、ダイヤモンドオンラインにも寄稿。(橋本卓典氏の作品一覧

田村 正之(たむらまさゆき)氏

田村 正之氏
田村 正之氏

日本経済新聞社編集委員、日本年金学会幹事。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、社会保険労務士、CFP®認定者。
近著に「人生100年時代の年金・イデコ・NISA戦略」「税金ゼロの資産運用革命」(いずれも日本経済新聞出版社)、共著に「日本会社原論」(岩波書店)など。田村優之の筆名の小説で開高健賞。経済小説「青い約束」(松本清張賞最終候補作)は13万部(田村正之氏の作品一覧

伴 龍太(ばん りゅうた)氏

伴 龍太氏
伴 龍太氏

京都信用金庫 理事 個人金融本部長

福田 雅之(ふくだ まさゆき)氏

福田 雅之氏
福田 雅之氏

株式会社北國銀行 ライフプラン部ライフプラングループ長
株式会社FDアドバイザリー RIA部長

岩城 みずほ(いわき みずほ)

岩城 みずほ
岩城 みずほ

NPOみんなのお金のアドバイザー協会副理事長
MZ Benefit Consulting株式会社代表取締役
オフィスべネフィット代表
CFP®・社会保険労務士・FIWA®
金融庁金融審議会分科会 顧客本位タスクフォース委員
厚生労働省社会保障審議会委員
会社員等を経て2009年独立。金融商品を販売することによるコミッションを得ず、お客様の利益を最大限に、中立的な立場でコンサルティング等を行っている。著書『結局、老後2000万円問題ってどうなったんですか?』他多数(岩城みずほの作品一覧

高橋 忠寛(たかはし ただひろ)

高橋 忠寛 氏
高橋 忠寛

NPOみんなのお金のアドバイザー協会理事
株式会社リンクマネーコンサルティング代表取締役
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)・日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)・FIWA®
上智大学経済学部経済学科卒業。東京三菱銀行(現在の三菱UFJ銀行)、シティバンク銀行での10年超の銀行勤務を経て、2014年9月に独立。金融商品の販売には関わらない完全に独立した立場で資産運用や保険、相続について総合的なアドバイスを提供している。 著書『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』(日本実業出版社)など。

『顧客本位ってなんだ』徹底討論

突然ですが、みなさん、「働く」ってなんでしょう?
働くは「はた」の人を「らく」にするから「はたらく」です。はたの人を苦しめるのは働くとは言えませんよね?

では「仕事」は?
仕事は「仕える事」と書きます。誰に、何に、仕えるのでしょう。多くの人は、人のために役立ちたい、社会(世の中)を良くしたいと思って、一所懸命に仕事をしているのではないでしょうか。

では、アドバイザーや金融事業者はどのように世の中に仕えることができるでしょうか。

私たちの仕事は、ご相談に来られたお客様が豊かで幸せな人生を送れるように「自分ごと」のように考え、懸命に手助けをすることです。
私たちが提供できる付加価値は、「資産運用に際し、無駄な資金の流出をしないで済むようにしてあげること。お客様のライフプラン・キャリアプランに沿った合理的なマネープランを作り、お客様自身が効率的な資産形成ができるように支援すること」です。
金融機関やFP(ファイナンシャルプランナー)、FA(ファイナンシャルアドバイザー)が儲けるためではなく、顧客の資産を増やすために「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティ)」はあります。顧客本位原則の目的は「国民の長期的な資産形成を支援すること」だと思います。

生活者のみなさんも、「顧客本位のアドバイスの価値」をぜひ理解してください。不適切な推奨に基づく金融商品の購入や資産運用は、長期的には家計資産に大きな損失をもたらします。こつこつと積立投資をしていっても、資産から無駄なコストとして資金が流出していけば、資産は増えてはいきません。流出しているのはあなたの老後資金です。

今回のFIWAサムライズ勉強会は、『顧客本位ってなんだ』というテーマで行います。主催のNPOみんなのお金のアドバイザー協会〜FIWAは、顧客本位のプロのアドバイザー集団です。
FIWA副理事長である岩城は、「顧客本位の業務運営」に本気で取り組むことを決意し、実行している金融機関があることを知って、昨年末に北國銀行、今年2月に京都信用金庫を訪問しました。話を伺い、実際に業務を見せていただき、「私たちFIWAと目指すところは同じだ」と確信しました。

22年11月、岸田内閣官房に設置された新しい資本主義実現会議が「資産所得倍増プラン」を決定し、それに合わせて「金融審議会 顧客本位タスクフォース」がスタート。23年3月に、金融庁から「金融商品取引法等の一部を改正する法律案」が国会に提出されました。説明資料には、「中立的」ではなく、「顧客の立場に立ったアドバイザー」と明記されています。
日本は少しずつ変わり始めています。当会は、行政の変化に足並みを揃えて、生活者に直接対面する「現場」からも声をあげていこう、日本を変えていきたいと思い企画しました。

「顧客本位である大切さはわかる。できればそうありたい。でも、そんな綺麗ごとでやっていけるの?」と思っている金融事業者のみなさん、またFPやFAのみなさん、医薬分業によって患者の安全性が守られているように、「アドバイザー」と「販売者」は、それぞれ独立した職業で、共に職業倫理を持って「もっぱらに顧客のため」に働く専門家であるべきです。
「アドバイザー」は利益相反が生じる金融商品の販売はせず、アドバイス・フィーオンリーであること。「販売者」は自分の利益や属する組織の利益よりも顧客の利益に忠実に仕事をするという忠実義務を守り、顧客の意向やリスク許容度に適合し、顧客が資産所得を増やすためにもっとも最善で合理的な商品を販売すること。
生活者の求めている「信頼できる質の高い顧客本位のアドバイザー」「信頼できる質の高い顧客本位の販売者」になりませんか。
顧客本位とは何なのか、米英のように日本の家計の資産所得を増やすためには何をすべきなのか、真剣に考えてみませんか。
どなたでもご参加いただけます。ぜひ、ご参加ください。後日アーカイブのご視聴もしていただけます。

セミナー概要

開催日時

令和5年5月12日(金) 14時〜16時45分 (13時30分 開場 / zoom 13:45入室)
会場受講とオンライン(Zoom) のハイブリッドで開催します。

会場

コワーキング・シェアオフィス QUESTION(クエスチョン)

〒604-8006
京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390-2

京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅 1番出口 徒歩約1分
京阪電車「三条」駅 12番出口 徒歩約5分

Zoomでの受講も可能

受講料

お手数おかけしますが「開催日」「料金区分」「お申込みの流れ」をお確かめのうえご購入いただけますようお願い申し上げます。
※Zoomでの受講も同じ料金区分となります

料金区分

  • 一般の方: 3,300円(税込)
  • FIWA友の会の方/FIWAアドバイザリーボードの方: 2,970円(税込)(令和5年4月開催分より10%オフに改訂されました。)
  • FIWA認定正准アドバイザー: 2,000円(税込)※回数券をお求めください。

申込み

募集人数: 会場受講 40名、Zoom 50名(5月11日0時00分まで受付。定員に達した時点で締め切らせていただきます。)

所定のフォームに必要事項をご記入の上、お申し込みください。会場での受講、Zoom受講で申込みフォームが異なります。
※メールフォームはフォームメーラーを利用しております。

申し込み受付は終了しました。